とびひ・伝染性膿痂疹

とびひ・でんせんせいのうかしん
とびひの臨床写真1
とびひの臨床写真2

とびひの正式な病名は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といいます。
細菌が皮膚に感染することで発症する、人にうつる病気です。

かゆみがあることが多く、とびひを掻きむしった手で他の体の部位を掻いてしまうと、水ぶくれかさぶたがあっという間に全身へ広がります。
火事の火の粉が飛び火することに似ているため、「とびひ」と呼ばれています。

とびひは、虫さされやあせもを掻いたり、ケガをしてできた小さな皮膚の傷に細菌が入り込んで感染することで発症します。

原因となる細菌黄色ブドウ球菌化膿レンサ球菌です。

アトピー性皮膚炎をお持ちの方は、皮膚のバリア機能が低下しているためとびひにかかりやすいです。

治療

抗生物質の塗り薬や飲み薬を使用します。

1日1〜2回、石けんを使って皮疹がある部位をシャワー洗浄します。

洗浄後に抗菌作用のある薬を外用し、じゅくじゅくとした部分はガーゼで保護します。

かゆみが強い場合は、やさしめのステロイドを外用したり、抗アレルギー薬というかゆみ止めの飲み薬を内服します。
正しく治療できれば、1〜2週間で皮膚症状が改善します。

その他の注意点

患部を掻いたり、触ったりしないようにしましょう。
とびひは、患部を触った手を介して体のあちこちに広がります。
患部に触らないように注意し、引っ掻かないよう爪を短めに切ったり患部をガーゼで保護するようにしましょう。


皮膚を清潔に保つ
入浴して皮膚を清潔に保つことが大切です。
患部はこすらず、石けんをよく泡立て、泡でていねいに洗い、その後はシャワーでよく洗い流しましょう。

タオルや衣類を介してうつることもあります。
タオルや衣類は共用しないようにしましょう。