アグネス
AGNES
アグネスは皮膚の表面を傷つけずに、ニキビの元となる肌の奥深く「真皮」へ直接アプローチすることができる高周波(RF:radio frequency)治療です。
高周波の熱によってニキビの根本原因となる皮脂腺を破壊することで、ニキビを根本から治療するので、お薬の外用や内服治療でなどの一般的な方法では治療が難しい繰り返しニキビを治療することが可能です。
白ニキビ(皮脂の溜まったにきび)、赤ニキビ(アクネ菌により赤く腫れたにきび)などすべてのステージのニキビを治療できます。
*白ニキビと似た症状のある稗粒腫(はいりゅうしゅ)には効果がありません。
AGNESはニキビの他に汗管腫(かんかんしゅ)と呼ばれる汗の管を構成する細胞が増殖した良性の皮膚腫瘍にも効果があります。
汗管腫の治療はCO2(炭酸ガス)レーザーで蒸散することが一般的でしたが、レーザー治療では瘢痕を残す可能性があり、きれいに治療することが難しいとされています。
AGNESは瘢痕を残さずに汗管腫を治療することのできる医療機器です。
このようなお悩みの方におすすめです
- 皮膚科で処方された薬では治らなかったニキビを治したい
- ニキビ治療に長期間時間をかけたくない
- 思春期からくり返し続いている悩みを解決したい
- 赤く腫れたニキビを早めに治療してニキビ痕を残したくない
- 汗管腫(かんかんしゅ)をきず跡なくきれいに治したい
- 忙しくて頻繁に皮膚科を受診できない
ANGESをおすすめしたいニキビ
- 同じ部位に繰りかえしできて腫れる赤ニキビ
- 適切なスキンケア、塗り薬やピーリングでも治りにくい頑固な白ニキビ、赤ニキビ
- 思春期より性ホルモンの影響で脂腺が急に増えることでできた “若者ニキビ”
- ストレスやホルモンバランスの乱れ、マスク荒れによってくり返す “大人ニキビ”
ニキビについて
人の皮膚は乾燥や外部刺激から身を守るため皮脂によって保護膜を作ってます。
皮脂は肌の健康維持に必要な存在なのです。
皮脂は皮脂腺で作られ、毛穴から排出されます。
しかし、何らかの原因で肌バリア機能がうまく働かなくなったり、炎症が生じて毛穴が詰まってしまうと、皮膚の中に皮脂や角質などの汚れが溜まります。
そこにニキビ菌(アクネ菌)が繁殖してしまい、ニキビ菌と戦うために免疫細胞が集まることで、強い炎症を起こして赤く腫れます。
炎症によって周囲の組織が破壊されるため、ニキビの炎症が治まった後に瘢痕(ニキビ跡)が残ってしまいます。炎症によってメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)が活性化することでシミ(炎症後の色素沈着)が長く残ったり、炎症にともない細い血管が増えたり拡張することで赤みが長い間残ってしまいます。また、皮膚の深い部位(真皮や皮下脂肪)に炎症が続くと、炎症によって周囲の組織が破壊されることで瘢痕(へこみ)が残ってしまいます。
にきび痕としてのこる赤みやへこみは見た目の印象に強く影響するため、精神的にもストレスが多くQOL(生活の質)を著しく低下させます。
血管増生による赤みと皮膚のへこみが残った場合、保険治療では治療が難しいため自費診療を行う必要があります。治療に必要な時間も費用面での負担も大きくなってしまいますので、ニキビ痕を残さないためには、早めに赤く腫れ上がったニキビを治療する必要があるのです。
AGNESは、先端のみに高周波が流れる微細な針をニキビのある毛穴に差し込み、高周波(RF)を用いてニキビの根本原因である皮脂腺を破壊する治療法です。
長期間強い炎症を起こすことで生じるニキビ跡、シミ、赤みを残さないためにも早めに治療しましょう。
汗管腫について
汗管腫(かんかんしゅ)は、汗の管を構成する細胞が増殖した良性の皮膚腫瘍です。
直径1-3mmの大きさで、皮膚と同じ色かやや赤みがかった丘疹(小さな盛りあがり)が顔面に多数できます。
かゆみや痛みなどの自覚症状はありませんが、小さいゴマを散らしたように 凸凹に隆起しているため外見上の問題や化粧がしにくいといった美容的な問題が生じます。
特に目の周りや目の下にできやすいですが、まれに腹部など体部にできる場合もあります。
汗をかきやすい夏に目立つことが多く、見た目が気になったり、ざらつきに悩まされることが多い皮膚疾患です。30代以降の女性にできやすい傾向があります。
汗管腫の治療には、これまでレーザー治療法 (炭酸ガス/CO2レーザーなど)が多く用いられてきました。
しかし、汗管腫は皮膚の深部に存在するため、治療後に傷跡が残る場合もあることや、再発の可能性があるため、炭酸ガスレーザーで十分な治療効果を期待するが難しい疾患です。
アグネスは、ダウンタイムも短く、傷跡を残さずに汗管腫を治療できます。
*1度の施術ですぐに治る治療法ではありません。3〜4ヶ月間隔で3回ほど施術を受けていただくと、少しずつ盛り上がりが目立たなくなってきます。
起こりうる合併症
熱を加えることによる炎症反応に伴う腫れ、赤み、熱感、かさぶた、炎症性色素沈着、皮下出血、内出血(目周りの治療などで起こります)、角質剥離、赤ら顔
*赤み、痛みは1〜3日、内出血は1〜2週間程度で自然に改善します。
施術を受けることのできない方
・ペースメーカー、埋込み式除細動器、金属プレート、金の糸を入れている方
・重度の心臓疾患、糖尿病のある方
・治療部位に大きな瘢痕組織や感染性の皮膚疾患のある方
・ケロイド体質の方
・妊娠または授乳中の方
AGNESの施術料
アグネス ニキビ・汗管腫治療 | 施術料金 (税込み) |
---|---|
毛穴 1〜10ヶ所 | 16,500円 |
毛穴 11〜20ヶ所 | 22,000円 |
毛穴 21〜30ヶ所 | 33,000円 |
毛穴 31〜40ヶ所 | 44,000円 |
毛穴 41〜50ヶ所 | 55,000円 |
毛穴 51〜70ヶ所 | 66,000円 |
毛穴 71〜100ヶ所 | 77,000円 |
毛穴 101〜140ヶ所 | 88,000円 |
毛穴 141〜190ヶ所 | 99,000円 |
毛穴 191〜250ヶ所 | 110,000円 |
クリーム表面麻酔 (ニキビ治療はオプションになります。) | 2,500円 |
汗管腫治療 1回(顔のみ) (クリーム表面麻酔料込み) | 44,000円 |
基本的に施術日1日だけの受診となります。
ニキビ治療の方は施術翌日または翌々日に皮脂腺内のメルティング(残渣物の圧出)を行うことで、治療効果を若干高めることは可能ですが、必須ではありません。
*重症ニキビの方はメルティングをおすすめする場合があります。
*メルティングはアグネス施術の2日以内に行わないと効果がありません。
*ニキビ治療の表面麻酔クリームはオプションになります。
*表面麻酔をおこなった場合も真皮(皮膚の深い部位)のピリッとした痛みは残ります。
*汗管腫はメルティングの必要がありませんので、1日だけの受診となります。
*汗管腫の治療は必ずクリーム塗布による表面麻酔を行います。
施術の流れ
*施術当日は予約時間の10分前にご来院ください。
・洗顔します。
*施術当日はノーメイク、もしくは、可能な限り薄めのお化粧でご来院ください。
【麻酔クリームを希望される場合】
麻酔クリームを塗布し20分ほどお待ちいただきます。
【ニキビ治療】
ニキビに溜まった皮脂や膿を押し出した後、針を刺入し高周波を通電します。
【汗管腫治療】
押し出すことは行わずに、汗管腫に針を刺入し高周波を通電します。
スキンケアを行い終了します。
治療後の注意点
*施術当日はメイクはお控え下さい。
*入浴は可能ですが、ぬるま湯のシャワー浴にしてください。
*治療後は肌を擦ったり、刺激感のある化粧水などの外用を避け、保湿、紫外線対策をおこなってください。
その他
所要時間 | 20分〜40分 (受付、洗顔、施術時間含む) 麻酔クリームをご希望の方は+30分必要です。 |
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推奨回数 | ニキビ治療 1〜2ヶ月ごとに3〜5回 汗管腫治療 3〜5ヶ月ごとに3〜5回 |
洗顔・メイク・入浴 | 当日の洗顔、入浴は可能ですが、 入浴はぬるま湯のシャワー浴のみにしてください。 肌に負担をかけないためにも 当日のメイクは推奨しません。 |
副作用・リスク | 針の穿刺、高周波通電にともなうピリッとした痛み 施術後の腫れ、赤み、かさぶた、皮下出血、炎症後色素沈着 |
注意事項 | 下記に当てはまる方は施術を行うことができません。 ・ペースメーカー、埋込み式除細動器、 金属プレート、金の糸を入れている方 ・重度の心臓疾患、糖尿病のある方 ・治療部位に大きな瘢痕組織や感染性の皮膚疾患のある方 ・ケロイド体質の方 ・妊娠または授乳中の方 |
・施術後、熱のしげきにより毛嚢炎や小膿疱ができたり、腫れてあかみがでることがあります。
無理に触ったり、押し出したりしようとすると炎症が長引いたり、炎症後色素沈着を生じる原因となりますので触らないようにしましょう。
・施術後は肌が敏感になり、紫外線が皮膚にダメージを与えやすい状態となっています。
スキンケアをしっかりとおこなってください。
よくあるご質問
- Qすべてのニキビに適用可能ですか?
- Q施術時、痛みはありますか?
- Q施術後、通常の日常生活に影響はありますか?
- Q治療は1日だけの受診でいいですか?
- Q汗管腫はどのくらいの頻度で治療したらいいですか?
- Q汗管腫の治療後にきず痕が残りませんか?
- Q施術後のダウンタイムはどのくらいありますか?
- Q治療効果はいつ実感できますか?
- Q皮脂腺を破壊すると、乾燥しませんか?
- Q通常のニキビ治療とは何が違いますか?