リジュランSについて

リジュランは、細胞を活性化する働きを持つサーモンから抽出した “ポリヌクレオチド” を含有した製剤です。ポリヌクレオチドには、毛細血管の循環促進、抗炎症作用、DNAの再合成など様々な効果があり、真皮層にある線維芽細胞などへ働きかけてコラーゲン産生を強く促す効果もあります。それにより、自分の細胞を活性化させて、内部から血管と皮膚組織を再生・修復しお肌の若返りが期待できます。
サーモン由来のPNは、人間のDNAと非常に似通った構造を持っているため安全性が高く、副作用などのリスクも非常に少ないです。
リジュランSは最も自己修復力を活性化し、炎症を繰り返した硬いお肌や創痕を柔らかくし、ハリを出して凹凸を滑らかにしてくれます。
ニキビ痕や傷痕のへこみ、水痘でできたへこみなどに有効です。

リジュランSの治療効果

萎縮性瘢痕(へこみのある傷痕)を改善します

リジュランSの注入法

リジュランSをへこみのある皮膚に直接注射します。
真皮層にリジュランSを注入し、コラーゲン再生を促すことで皮膚のへこみを改善します。
へこみの部位が大きい場合やへこみが多数ある場合には局所麻酔を行った上でリジュランを注射します。
リジュランSは弾力のあるコラーゲンを新生することで固くなったしこりを改善する効果もあります。

サブシジョンとリジュランSの併用もできます

真皮、皮下にできた線維化(コラーゲンの塊)によって皮膚がひきつれを起こしている場合、サブシジョン法が必要となります。サブシジョンは、先端が丸いカニューレという針を用いて周囲の組織へのダメージを最小限に抑えながら、皮膚の下にある硬い組織(線維化)を断ち切る施術です。
サブシジョンは強い炎症を伴うニキビによってできた広範囲にわたるなだらかな皮膚のへこみ(ローリング型)のニキビ痕に有効です。深い傷や水痘によってできた皮膚のへこみも線維化を生じている可能性がありますのでサブシジョンの適応となります。
サブシジョン後にリジュランSを注入することで、硬い組織を軟化させ、弾力のあるコラーゲン産生を促しへこみを改善します。

“サブシジョン法をご希望の方はこちらをご覧下さい”


起こり得る合併症

局所麻酔アレルギー
内出血、コラーゲン産生によるぼこつき、感染、腫れ、むくみ、痛み 
*痛みや赤みは数日、腫れは2〜4日、内出血は1〜2週間程度持続することがあります。

施術料金

リジュランS局所注射1回料金
(税込み)
リジュランS 1cc × 1本(5〜10箇所程度)
(+施術料)
55,000円
リジュランS 1cc × 2本(広範囲)
(+施術料)
98,000円

*料金には、局所麻酔、穿刺針、カニューレ針の代金がすべて含まれます。

使用するリジュランSの量は注射部位の範囲やへこみの深さの度合いによって異なります。
1本で約4×4cm〜5×5cmの範囲に投与可能です。


施術の流れ

01


お顔の注入部位をマーキングし、施術前に写真を撮影します。
*施術当日はノーメイク、もしくは、可能な限り薄めのお化粧でご来院ください。

02

注入部位に消毒を行い、注入を行う範囲に局所麻酔を行います。

03

リジュランSを真皮に注入します。

04

止血し終了します。

05

施術当日は、運動、飲酒を避けてください。
施術12時間後から洗顔、入浴が可能です。
お肌をマッサージしたり、摩擦を加えることは避けてください。

ダウンタイム

内出血が生じた場合、1週間〜2週間ほど紫色や黄色になりますが、最終的には吸収されて消えます。
また、腫れぼったい感じや軽い痛みが数日続くことがあります。
洗顔、化粧は針穴を避ければ当日から可能です。
注入部位は数日の間硬さやぼこつきを感じやすいですが、次第になじみます。

リジュランSを受けられない方

・妊娠中、授乳中の方
・抗凝固薬、抗血小板薬など血液をさらさらにする薬を内服中の方
(ワーファリン、リクシアナなど)
・局所麻酔(キシロカイン)アレルギ−の方
・ケロイド体質の方
・膠原病、重度の糖尿病をお持ちの方
・局所麻酔アレルギーがある方